ロックダウンをしないスウェーデンは成功か失敗か

新型コロナウイルス

今回は、新型コロナウイルスに関しては欧州で勇逸ロックダウンを実施していない国スウェーデンについてのブログです。

スウェーデン国家は、人々に社会的距離をとるように求め、店舗やレストランのような場所を開いたままにしています。これは他のヨーロッパ諸国や世界中の国々が行っている方法ではありません。

また、高校や大学はオンライン授業になっていますが、その他の子供たちは普通に学校に通っています。

スウェーデでは、集団免疫作戦が行われています。国は一定数感染者、死者を許容してウィルスに対しての免疫を付けていく政策をとったのです。

そもそも、結核やインフルエンザなども、特効薬というものはなく、薬はありますが完治するのを早める事しかできません。

また、ワクチンも開発されていますが、結局のところ免疫を付けるしか方法はありません。結局ウィルスとは共存していかなくてはならないのです。

いち早く、集団免疫作戦に出たスウェーデは現在、死者率がアメリカや中国の2倍になっています。これは、成功か失敗か?ニューズウィークにおも白い記事がありましたので引用します。

 

「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

<より多くの人をウイルスにさらすことで集団免疫を獲得する、というスウェーデンだけの「人体実験」には国内から反対も出始めている>

ロックダウンに頼らない独特の新型コロナウイルス対策で知られるスウェーデンで、感染者が増え続けている。しかも米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によれば、死亡率は4月30日時点で12%超。これは、

感染者が1000人を超える国の中で6番目に高い割合で、現在の感染拡大の中心地で死者数も最多のアメリカ(約5.8%)、ウイルスの発生源とされる武漢市がある中国(約5.5%)と比べても2倍以上の高さだ。

新型コロナウイルスの感染拡大を抑える対策としては、北欧諸国も含むヨーロッパの多くの国が全国的な封鎖措置を取り、厳しい移動規制を敷いている。こうしたなか、スウェーデンは全国的な移動規制や外出制限をしないという独自路線を貫いており、ストックホルムの通りの人でもカフェの客入りも一見、普段通りだ。その「緩い」対策は、世界的にも論議を呼んできた。

ドナルド・トランプ米大統領は4月30日朝、公式アカウントにツイートを投稿。この中で「封鎖措置を取らなかったスウェーデンは、その決定の手痛い代償を払っている」と指摘。「同国では30日の時点で、死者数が2462人にのぼっている。近隣のノルウェー(207人)、フィンランド(206人)やデンマーク(443人)よりもずっと多い。アメリカは正しい決断を下したのだ!」と主張した。

タカシ

アメリカをはじめ、ロックダウンをしている他国としては、成果を正当化するにはうってつけの数字が出てきました。

現在進行形で感染拡大している他国としては

「スウェーデンの戦略が間違っている!我々の戦略が正しいんだ!」と声をあげたくなる理由は他国事態が深刻な状況だからです。

現在の数字で見ますとスウェーデンの集団免疫作戦は失敗の方向に向かっています。それでは、スウェーデンはこの先ロックダウンというかじ取りに切り替えるのでしょうか?もう少し詳しく書いてあります。

 

「集団免疫」戦略の効果は

感染者の回復状況も思わしくなさそうだ。スウェーデンは4月に何度か感染者の回復を報告しており、最も多かった25日には一気に455人が回復したと発表しているが、それ以外の報告はない。その一方で、感染拡大が始まった3月上旬から、新たな新規の感染者の数は増え続けており、同国の公衆衛生当局によれば4月29日には新たに681人の感染が確認された。

新型コロナウイルスの感染拡大に対するスウェーデン独自の対策は、ウイルスにさらされる人の数を増やすことで「集団免疫」を形成し、感染拡大の第2波を防ぐという作戦の一環だとされている。

スウェーデン公衆衛生局の疫学者であるアンダース・テグネルは4月下旬にBBCラジオの番組に出演し、「我が国の死者のうち少なくとも半数は、高齢者施設の中で集団感染した人々だ。封鎖をすれば感染拡大を阻止できる、という考え方は理解しがたい」と主張。スウェーデンの方法は「ある意味で功を奏している。私たちの医療システムが崩壊に追い込まれていないことがその証拠だ」と述べた

テグネルは4月21日、米CNBCの番組にも出演。スウェーデンの首都ストックホルムの住民のうち、最大20%が新型コロナウイルスに感染したことがあると述べ、「ストックホルムの人口の15~20%が既に免疫を獲得していると確信している」と主張。「これは完全な集団免疫ではないが、ウイルスの再増殖を抑制し、感染の(第2波が訪れる)スピードを抑える効果はあるだろう」と述べた。

ルンド大学(スウェーデン)のピーター・ニルソン教授(内科医学・感染学)は4月下旬、本誌に次のように語った。「個人的には、必要であれば(そして地元の政府や議会でそれを可能にする法律が可決されれば)感染者の特に多い地域を封鎖するのもひとつの選択肢だと考えている。だが我々は、まだその段階には達していないと思う。医療部門には大きなストレスがかかっているが、手一杯の状態ではない。まだ余力があり、ストックホルムにある臨時病院もまだ使っていない」

ニルソンはさらに「ストックホルムの状況はまだ改善には向かっていないが、安定が続いている」とも指摘。またスウェーデン当局は、市民にはソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)を推奨しており、感染の症状が出たら自宅にとどまるよう勧告していると述べた。

 

タカシ

スウェーデンとしては、死亡率が高くても集団免疫作戦を継続するようです。スウェーデンは死亡率で見ているのでなく、医療崩壊を招いていない現状を見ていると言っています。

死者の半数が高齢者であり、高齢者施設での集団感染なのでロックダウンすること自体で変わることはないと言っています。

その通りですね。今の状況でロックダウンしても何も変わりません。当初の通りスウェーデン方式を継続する事が今のところ賢明ですね。

しかし、他の学者たちとは対立状態にありますと。

 

 学者たちは「今すぐ首都封鎖を」

スウェーデンではソーシャル・ディスタンシングが守られなかった場合(たとえば店の中に一定数を超える客を入れたなど)、当局がレストランに閉鎖を命じる可能性があり、50人以上の集会は禁止されているとニルソンは説明し、さらにこう続けた。「経済を守り、可能な限り店舗閉鎖や従業員の解雇を回避することも重要だ。そうしなければ、ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)がもたらす二次的なダメージによって多くの人が死ぬことになるか、医療に必要なリソースが減ってしまう可能性がある」

異例の対策には、国内の一部専門家から批判の声も上がっている。カロリンスカ研究所のセシリア・セーデルベリ・ナウクレル教授(微生物病因)もそのひとりだ。

彼女をはじめとする2300人近い学者たちは3月末、政府宛の公開書簡に署名。医療システムを守るために、もっと厳しい対策を導入するよう求めた。「感染があまりに速いペースで拡大していることが心配だ」と、彼女は今週ラジオ番組の中で語り、感染者の多い地域(イタリアのアルプスやイラン)から帰国した市民が最初にウイルスを国内に持ち込んだ時の、政府の対応が遅すぎたと批判した。

彼女はさらに4月に入ってから、ロイター通信にこう語っている。「今すぐストックホルムを封鎖する以外に選択肢はない。国が完全な混乱状態に陥ることがないように、状況をコントロールすることが必要だ。外出制限をしないという方法は、これまで誰も試していない。それなのになぜ、国民の同意なしに、スウェーデンが初めてその方法を試さなければならないのか」

スウェーデンでは、高校や大学は閉鎖されてオンライン授業になっているが、16歳未満の子どもたちは今も学校に通っている。レストランやバー、カフェやナイトクラブも着席スタイルのサービスは許されており、買い物は普段どおりにできる。

新型コロナウイルスは4月30日時点で世界の少なくとも186カ国・地域に広まっており、感染者は320万人を超えている。感染後に回復した人は99万2500人を上回り、死者数は22万8700人以上にのぼっている。

 

タカシ

医療崩壊が起こっていませんが、死亡率が上がっているのは確かです。スウェーデンはどこかでかじ取りを変更せざるを得ない状況になってしまうのでしょうか?それとも、このまま一貫して集団免疫作戦を続けていくのかは謎です。

医療崩壊が起こってからでは遅すぎるという事です。

しかし、そもそも、スウェーデンの医療体制日本のとは全く違った考え方なのです。スウェーデには寝たきり老人がいません。何故なのでしょうか?週刊現代に面白い記事がありましたので、紹介します。

 

 国を一つの「家族」と考える

現在の日本の病院では、死ぬ間際まで点滴やカテーテルを使った静脈栄養を行う延命措置が一般的。たとえベッドの上でチューブだらけになって、身動きが取れなくなっても、できるだけ長く生きてほしいという考えが支配的だからだ。

しかし、そのような日本の現状を聞いた冒頭のヨハンソンさんはこう語る。

「スウェーデンでも’80年代までは無理な延命治療が行われていましたが、徐々に死に方に対する国民の意識が変わってきたのです。長期間の延命治療は本人、家族、社会にとってムダな負担を強いるだけだと気付いたのです。

日本のような先進国で、いまだに無理な延命が行われているとは正直、驚きました

北海道中央労災病院長の宮本顕二氏は、「スウェーデンの終末医療が日本と根本的に違うのは、たとえ施設に入っても原則的に同じ施設で亡くなるという点にある」と語る。

「日本の場合だと介護施設に入っても、病状が悪化すれば病院に搬送され、本人の意思にかかわらず治療と延命措置が施されます。施設と病院を行ったり来たりして最終的に病院で亡くなるケースがほとんどです。自宅で逝きたいと思っても、延命なしで看取ってくれる医師が少ない。

一方、スウェーデンではたとえ肺炎になっても内服薬が処方される程度で注射もしない。過剰な医療は施さず、住み慣れた家や施設で息を引き取るのが一番だというコンセンサスがあるのです

介護する側もされる側も、寝たきりにならないように努力をする。それでもそのような状態に陥ってしまえば、それは死が近づいたサインだということで潔くあきらめる。それがスウェーデン流の死の迎え方なのだ。

 

タカシ

スウェーデン流が正しいのか、日本流が正しいのか、どちらが正しいとかはありません。

しかし、スウェーデンでは、基本的に人工呼吸器などの延命措置は行わず、住み慣れた家や施設で最期を迎えられるようにしています。

死が近づいたサインという考えなんですね・・・

自分はスウェーデン流で死を迎えたいな・・

なんて、思ったりもします。

医療崩壊が起きていない事と裏付けができますね。

新型コロナウイルスの重症者はほぼ高齢者です。先進国では生かすために高齢者でも延命措置を取る医療体制です。80歳以上が人工呼吸を付けた場合、日本では死ぬまで装置を外せないと聞きます。

どちらの医療が正しいかは患者さんや家族の考えに寄りますが。

スウェーデンの集団免疫作戦は今のところ、成功か失敗かは解りません。時間が経てば解りますが、スウェーデン流に当てはめた正解は医療崩壊が起きなければ、死亡率が上がっても正解だと言えます。

また、ロックダウンしている他国は、アフターコロナの世界では経済的な理由での死亡率はスウェーデンには絶対に勝てないでしょう。

以上

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